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ミャンマーは崩壊するのか
―― 反体制派と連邦制の夢

アビナッシュ・パリワル ロンドン大学東洋アフリカ研究学院 准教授(国際関係論)

Could Myanmar Come Apart?: As the Rebels Gain Ground and the Junta Reels, the Country’s Future Is in Doubt

Avinash Paliwal ロンドン大学東洋アフリカ研究学院准教授(国際関係論)で、India’s Near East: A New Historyの著者。

2024年3月号掲載論文

軍事政権は国内のほとんどの地域で追い込まれている。「国家分裂の危険にある」ミャンマーが複数の民族小国家に分裂していく可能性は、すでに現実問題として捉えられている。実際、軍事政権が敗北し、追放される可能性も否定できず、ミャンマーは連邦制に即して社会契約を書き変えるべきタイミングにあるのかもしれない。ミャンマー軍に対する攻撃には数カ月に及ぶ計画や異質なグループ間の連携が必要なわけで、これが実現されていることからみれば、この国が連邦制に基づく民族間統合モデルを実践できるのではないかという希望も浮上してくる。

  • 歴史的転換点か
  • 民族集団の連帯と軍の弱体化
  • 反政府勢力の大義

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